精神病の解明には欠かせない「精神病理学」とは?
2025/12/10
私が、精神医学者の泰斗であり、一級の哲学者でもあるヤスパースに出会ったのは、大学2年生の時だった。彼の「哲学入門」を手に取って思ったことは…
全然、入門ではない笑 ということだった。これは、むしろ宗教なのではないか、ヤスパースの教義なのではないかとも思った。どうやら、ラジオでの講演をまとめて本にしたものだったらしい。それなので、哲学書にしては、断定的な表現が多かったのかもしれない。
さて、ヤスパースがなぜ、「包括者」や「愛しながらの戦い」という思想を持つに至ったのかというと、それは、精神医学者として精神病の方々に接していた経験があったことも大きいのだろう。
現実の認識能力が欠けてしまう統合失調症は、自らがこの世界の「包括者」に(それだから言語新生もあるのかもしれないが)そして、双極・境界的な方は「愛しながらの戦い」という両価性を表しているのかもしれない。
思うに、双極性障害が重症化すると統合失調症的になるという段階仮説を正しいという立場で論ずれば(本当は、どうなのか…) 統合失調症まで悪化せずに、双極的な実存をして、相対の世界に自らを引き留めることが必要だと、ヤスパース言っているのかもしれない。
統合失調症になると、「絶対者」という概念がどうしてもちらついてしまう。たとえば、妄想もそうだ。幻聴もそれを跳ね返すことができずに、シュナイターの一級症状よろしく支配されてしまう。
相対の世界で、双極的もしくは境界的に、相対するものと戦うことは、その方を絶対者にさせないという意味があるのかもしれない。そう考えると、今まで、事業主である私に対して、戦いを挑んできた双極的・境界的な方々とのいさかいは、それを受けて会社をよりよく発展させること以外にも、その方にとっても意味があったことなのかもしれないと、ヤスパースを久しぶりに読み直してみて思った。
先人の苦難の歴史の上に、自らも乗らなくては、(なんで、こんなことをしなければならんのだ…)という思いがすぐに頭をよぎる。
わずかではあるが、私財を投じて、この会社を経営を通して、精神病について考察する、時間と労力、手間暇… これらは今までに考察し、人類の平和と発展を願って、人生を精神病の解明のために捧げてくれた、科学者や医学者のために、捧げたいと思う。
だから、私の代で解明をして、私の使命を(できれば早めに)全うしたいですね。そのほうが、早く一部の人類が幸せになると思うので。
こうやって書いていくと、タイトルから大きくそれていってしまうが、ヤスパースに代表される「精神病理学」とは何なのかというと、「精神病理学の対象領域は、意識が覚醒状態にある人間の、機能不全へと通じる大抵は苦悩に満ちた体験様式や行動様式である」というシャルフェッターの定義が妥当だと思う。
「(社会的な)機能不全へと通じる体験様式や行動様式」のみならず、「大抵は苦悩に満ちた」その根源にまでアプローチをして、意識が覚醒状態にある人のそれらを(つまり催眠術とか洗脳とかは使わずに)一つ一つ丁寧に救っていきたい。
これが、私が成し遂げたい、精神病の解明であります。
表立った症状を抽出した診断マニュアルを分類したい、つまりラッセルの言うレッテルを貼りたいのではなく、その症状が出る前の苦しみにフォーカスをして、そこから衆生を済度させていただきたい。
それを繰り返すと、救い方のパターンが見えてきて、それが自然と精神病の解明になるのではないかと思っている。パターンがあれば、より正確に、より早く、より安全に人々を救える。
そのためには、同じ目線に立って一緒に仕事をして、社会生活のどこで機能不全が現れるのかを考えて、それを減らすアプローチを考えていく中で、カテゴライズができるのではないか。
そんなことを考えております。
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