精神科医からのメッセージ 現場の方が知っていてほしいこととその回答
2025/11/13
「心理カウンセラーは、だから精神科で、それもできれば教育機能を持つ精神科病院で、二、三か月でよいから研修を受けてほしい。そして、①精神病というものはどういう状態をいうのか、②神経症とどう違うのか、③統合失調症の自我障害はどういうふうに訴えられるか、④幻聴は外見少しも異常を感じさせない軽い精神病の人にもある、⑤今日の躁うつ病の大半は外見は少しも粗雑でも悲哀的でもない、⑥うつ病の人などは人前に来た時、かえって背骨を伸ばしてなんでもないような顔をするクセがある、というようなことくらいは自分の目で知ってほしい。…⑦人間の心が解体すると、どういうことが起きるか、ということと同時に、それほどになっても心には回復する力がある、あるいは成長する可能性があることをその目に見てほしい。」(「精神病と私」笠原嘉)
精神障がい者雇用をするうえで、勉強をした経験があるということ、そして、そこから最新の知識を学び続けているということは、職場で就労継続のためのヒアリングをするうえでも大切だろう。
私なりの回答で恐縮だが
①現実と自分、外界と内界の区別ができなくなった状態
②現実の認知力はあるが、感情が暴走している状態
③浸潤的、他人格など自分ではなく、「他者」が侵入してくる
④霊能者などにも起こっている
⑤躁病が投薬治療によりある程度抑えられているため。
⑥「几帳面」「人間関係の円満性」を求めるため、心配されないために、何事もないようにふるまう傾向がある
⑦「生活発展の意味連続性」がなくなる。生活のためにしていた行動が適切な支援があってもとれなくなる
うつ病の方は、就労において、丁寧にヒアリングをしてあげる必要があるだろう。なお、本人に「ダメそうか?」を聞くのではなく、(必ず大丈夫と答えるので)、ダメそうかを判断するための客観的な指標をヒアリングすべきである。
精神病(統合失調症など)の方は、現実を認識する能力がなくなった場合は、すみやかに治療に結びつける必要がある。
では、どのような状態がうつ病や統合失調症が再発した状態かというのは、やはり百聞は一見に如かずで、実務の中で苦しみながら学んでいくことになる。
なるべく、その苦しみを精神障がい者雇用をなさる皆様、もしくは現場で日々接していらっしゃるには味わっていただきたくないため、このブログを書いている次第だ。
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