必ずしも悪いとはいえない「退行」 2025/10/16 退行は、コースティングともいわれ、芸術家・宗教家などにも広くみられる現象だ。十数年前に、「世界まる見えテレビ」で、イギリスではエリートビジネスマンが、赤ちゃんのようにおしゃぶりを咥えてお世…
ここにきての織田裕二 2025/10/16 ブログを書こうとパソコンを立ち上げると、なぜか脳裏に織田裕二がよぎりました。「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」そう青島刑事が叫びます…翻って、昨今の精神科ですが、…
薬物依存症の方の心情について 2025/10/15 薬物には、向精神病薬と、抗精神病薬がある。前者は、精神状態に影響を及ぼす薬物、後者は精神疾患を改善するお薬である。前者には、違法な薬物も含む。たとえば、抗精神病薬のエビリファイは、ドーパミ…
読書記録「子供を殺してくださいという親たち」後半 2025/10/14 こちらは、適切な医療や福祉にもつながれていない、もちろん就労には程遠い、精神疾患として認知されていない精神病の方々について記録された貴重な漫画になります。そして、それを読んだアンソロジーと…
BPDの定義から見た就労の可否 2025/10/06 O・カンバーグによれば、「BPDを有する人の特徴は、第一に自我の脆弱性にあり、それは不安体制の低さ、衝動制御の悪さ、昇華経路の欠如などで示される。第二の特徴は、スプリッティングや投影同一化に代…
漫画「子供を殺してくださいという親たち」感想① 2025/10/02 まずはじめに、この漫画のモデルとなった人物は、専門家(加藤忠史先生)から、その社会性に対する批判を受けていることを申しておきます。私としては、未診断の精神病の人たちを明るみに出した貴重な資…
両価性とは何か それを抱く人の気持ちはいかに? 2025/10/02 両価性(二つの対立する概念が同時に存在する)は、境界性パーソナリティ障害でなく、統合失調症でも、顕在化することが多い。(医師国家試験101回)優れたスケッチは、写真を上回るように、優れた詩は、…
医師国家試験の問題を解いた備忘録④ 2025/10/02 解離性健忘では、その健忘に関して深刻さを欠く「満ち足りた無関心」を伴う(116回)臨床現場では、患者さんは解離性障害を隠したがる傾向があるそうです。精神予備鑑定で被疑者が、解離性障害を詐病する…
診断書をもらったら、通院を希望しなくなる患者について 2025/09/27 「ハラスメントの事例の場合は、精神科医が診断をする前に「病因」が特定されるケースがある」と、「効果的な精神科面接」(平島奈津子著)にあった。私は、専門書と専門雑誌は、必ず読むようにしている…
なくなってしまった「適応障害」とその理由 2025/09/27 職場におけるストレスで、医師の診断書を必要としたときに、よく病名として書かれる「適応障害」の定義の変遷について、今回は考察したいと思います。DSM(米国精神医学会)とICD(国際疾病分類)の二つ…
医師国家試験の問題を解いた備忘録③ 2025/09/25 ①うつ病への対応として「回復を保証する」のは、適切な対応である(103回)「コメント」医師国家試験での正答率は32.1%だった。うつ病の場合は、回復を保証してもよいのだと国試で言われていることに素直…
医師国家試験の問題を解いた備忘録② 2025/09/25 ①妄想は、1次妄想(生じた理由が了解不能)と2次妄想(可能)がある。前者は統合失調症、後者はさまざまな精神病に見られる。(第115回)「コメント」一次妄想は、適切な投薬治療が行われていない方が…