「認知を物に占領される」 ASDの方の「心境」について
2025/10/17
ASDの幼児の特徴として、
「本を取られたら、相手を見ずに、闖入してきた手に向かっていく。針で刺されたら、刺した相手を怖がるのではなく、針を怖がる」
とあった。
「自閉症の認知では「私」がコップを見ているという余裕のある認知の仕方にはならない。コップという概念化した全体よりも、例えばコップの表面に写る模様のほうに認知が集中し、「私」がそれに占領されてしまう。」ようだ。
こだわりが強いのではなく、物に認知を占領されてしまうと理解しようと思う。
そういえば、就労規則に則って、ASDの方を懲戒処分せざるを得なくなったときに、その方は、攻撃が事業主である私ではなく就労規則へ向かったことを覚えている。
就労規則内のとある条文に着目し、そこが無効だと主張したのち、それゆえに全ての就労規則が無効だと主張してきた。また、職場内の提示方法に問題がある、労働者代表の選出に疑念がある、等々手続き方法の無効を主張してきた。
念のため、弁護士と社労士に相談をした。社労士は「よくそんな条文を知ってますね」とASDの従業員の知識に関して、感心をしていたほどだ。ただ、弁護士が言うには、裁判になったら、裁判官には条理だけでなく、情理もあるから、そんな主張は通らないよと言っていた。
「就労規則」に心が占領されてしまったことを考えると、何のための規則なのかという点に立ち戻りたくなる。
不立文字、教外別伝という禅の言葉もあるように、本当に大切なものは文字にはできない。文字にとらわれてしまったら、それは融通無碍な道ではない。
ASDの方は、どのように就労に結び付けていけばよいものか、なかなか難しいものだ。
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